第2回コミックゼノン漫画大賞で情感豊かなキャラクターが評価され「佳作」を受賞した中村佳子先生が「プッシュ!」に登場!! 最愛のひとを失った男の短い夏の物語を雰囲気たっぷりに描きます!!

—自己紹介をお願いします。

中村:中村佳子です。基本的に、言葉足らずです。よく、意志の疎通に失敗します。それでも精一杯、自分の想いを皆様に伝えようと日々もがいている、今はそんな感じです。

—漫画家になろうと思ったきっかけは何ですか?

中村:転校生が描いていた、というのが、描き始めたきっかけです。しい時、作品に吐き出したら、少しだけ、楽になった…。リアルに吐きそうになることも多々ありますが、それでもやめられないです。…中毒のようですね。

—好きな漫画(家)・影響を受けた漫画(家)は?

中村:無くもないんですが…。最近は映画や小説、絵画、音楽、写真等々、漫画以外の文学作品や芸術作品からの影響が大きいです。

—今回の作品を描こうと思った理由を教えてください。

中村:生と死のイメージのある海から、人間が再生するような何か、が描きたかったです。

—本作の一番の見どころは?

中村:お月さまを眺めていると、本当に美人なお姉さんが見えるのですね。…闇に呑み込まれそうな男を娘が引き戻すシーンでしょうか…。

—一番苦労した点は?

中村:お月さま…。描き直しで原稿返ってきましたから…。よっぽど酷かったのだなぁと笑って下さい。絵がまだまだ拙いので、毎回唸っています…。

—今後どんな作品を描いていきたいですか?

中村:白と黒と、光と闇と、生と死とを強烈に自覚するような、そんな美しい作品がいいですね。

—最後に一言お願いします。

中村:読者の皆様に沿った上で(忘れがちなので、よく担当さんに言い聞かされています…苦笑)、自分の世界観に引き摺り込むような、そんな作家に私はなりたいです。力を貸して下さい。宜しくお願いします。

中村さんはとてもよい「雰囲気」を持ってらっしゃる作家さんです。よく漫画で表現される「雰囲気がいい」って何かというと、それはきっと「キャラクターの心情が伝わってくるシーンが描ける」という事。中村さんの作品は、揺れる波間から、セミの鳴き声から、人物に射す影や光から—言葉に出来ない登場人物達の心情が表現されています。本作はそんな中村さんが「可愛い女の子」を描く、という事にも挑戦した意欲作です。是非お楽しみください。

ワタナベ